未経験から20年近く経理職だった、プーコシです
今回は次のような疑問に答えます
・経理事務とその他の事務職の違いはなんですか?
・未経験から経理になるには?
・経理になったあと必要なスキルはありますか?
経理事務とその他の事務職の違いはなんですか?
【一般事務】
その会社の受付・電話対応や書類作成から郵便受付まで幅広い事務を行います
【経理事務】
決算書類を作成するため記帳を行います。現金や振込での支払いを担当することもあります。中小企業の場合、すべての「取引」を知る「唯一の存在」になることもあります
【総務事務】
一般事務より一歩深い仕事を行うイメージです。福利厚生や社員の入社退社手続き、給与計算や社会保険手続きを行う場合もあります
【営業事務】
流通業なら商品部、不動産業などで営業サポートなど、会社の収益源にかかわる事務を行います。パソコンスキルもプレゼン資料作りなど、経理とは少し違った能力も必要です
【医療事務・介護事務】
病院・クリニック・調剤薬局・介護施設などで保険請求に関わる事務を行います。毎月の収入源を請求する大切な事務です。医療事務や介護事務には資格が求められる場合もあります
経理といっても仕事内容はさまざまです
【大企業】
大企業では経理業務も細分化されています
・税務
・支払業務
・システム担当
・勘定科目別の担当
・会計処理別の担当
・事業子会社別の担当
・有価証券報告書などの作成
どの担当になるかによっても異なりますが、簿記以外の知識や業界の知識も重要となってきます
【中小企業】
経理担当として、あらゆる業務に関係します
上場企業のように有価証券報告書はありませんが、業務の規模が小さいので担当範囲が大きくなります
少ない人数で、数字に関わる業務すべてを担当することもあります
その他業種によっても経理の業務内容は変化します
共通して必要なスキル
簿記会計・税務・コミュニケーション・信頼に関するスキルが大切です
未経験から経理になるには?
未経験から経理になる人はたくさんいると思います
私も未経験から、経理部に配属されたことがきっかけでした
経理は専門職ともいえますが、第一に「お金」を扱う仕事です
現金(CASH)を扱うかは別として、お金の扱いには「信用」が大切です
経理は現金ではなくても、すべての取引を記帳して「利益」を算出します
「利益」を左右することは、「お金」を扱っているも同然の「信用」が必要です
実際に会社の現金や通帳を預ける場合には、「信用」は最重要の項目です
それでも、年に1度は経理にまつわる事件が起きていて心苦しいです
企業が経理を採用するとき
経理技術もある程度必要ですが、やはり「信用」が重要です
初対面の面接で「信用」をアピールすことは難しいですが
企業や担当者によっては
・処理能力(速度・正確性)
・こどば使い・みだしなみ・誠実性
・職業人としての意識・意気込み
などもチェックしているように思います
簿記の知識は「登竜門」である日商簿記3級を勉強しよう
採用前後にかかわらず、簿記の勉強は経理人生を豊かにします
あなたは経理に向いていますかチェック!
「信用」を負担に思う人もいるので要注意です
自分が会社から全面的に「信用」されたら、どうでしょうか?
想像してみてください
経験上、信頼されることを重たく感じる人がいます
これは良い悪いではなく、向き不向きでもあるので
自分に当てはめて想像してみると良いでしょう
やはりインプットは大切です
経理業務の日常はアウトプットが多いですが、会計基準や税法に気を配っていなければ思わぬミスになりかねません
会計システムも日々進化していますので、情報収集はこころがけましょう
経理になったあと必要なスキルはありますか?
AIの発展によって、経理業務の未来が暗く語られる
そろばんが電卓に手書きの帳票がエクセルや会計ソフトになりました
これからも技術革新に直面するでしょう
経理・会計・税務・労務などの業務は、コンサルの要素が強くなるとも言われます
デザインと経理 人事と経理 ITと経理 営業力と経理
営業と経理 社長と経理 プログラミングと経理 など
〇〇と経理のように新しいカタチを模索して
複数スキルを取得するのも、これからの経理の道かもしれませんね
それでは!