新卒で入社した会社はチェーンストアでした
Fラン大学から4年生の秋に採用されたので
カス扱いでした
当然に販売員へ配属されました
販売員の最初の1週間は
掃除と商品配置(レイアウトの暗記)でした
とにかく掃除、掃除。。
だらだら大学生だったので、早朝出勤の苦痛と立ち仕事の二重苦でヘロヘロでした
配属後2週間目はレジの作法(実践)でした
お金の受け取り方から、お札の方向まで
当時は「そんなのどうでもいいじゃないか」と思っていました
入社1年目は経理という存在さえ知らなかった
目の前の仕事はガンバっていたけれど
入社1ヶ月目は、販売の苦痛から逃れたい
それだけでした
あまりに苦痛で親ほど年齢の離れた上司に
「本部の仕事がしたいです」なんて
組織人として振る舞いを無視していました
まだ1ヶ月目なのにね。。
上司はあまりに真剣な眼差しに
「一応、総務部長に言っておきます。まあ1〜2年は難しいでしょうが」
と答えてくれました
販売員として夢中で過ごした1年半(総務経理を夢見て)たったら起きたこと
5月になって(入社2ヶ月目)勤務地の異動があり
新しい上司のアメとムチでコキ使われ
昼食を毎日おごってくれた(コーヒー付)
その代わりに
上司の小さな右腕になりました
仕事と遊びで目まぐるしく4ヶ月が過ぎ
19歳の直属上司とも少し仲良くなった頃
勤務地異動がありました
新しい勤務地は、最初の1週間は
緊張で下痢とゲロでしたが
慣れると、とても家庭的であたたかく
仕事も任されて、充実した1年間でした
幹部候補研修に選ばれた!大きな岐路に立つプレッシャーはとんでもない
幹部や幹部候補のおじさんたちに会うたびに
自己アピールしていたけれど
その内容は店長にしてくれという
入社時とは180度変わっていました
入社1年半が過ぎた頃
販売員の登竜門とされたいた外部研修への
派遣が決まりました
内容は販売と経営に関するもので
期間は1週間の缶詰状態でした
同行したのは5歳年上の先輩で
遊び人風で研修へ向かう途中でも
かなり余裕そうな表情でした
これまでアピールしてきたが
こんなチャンス無いぞ
好成績を残して、一気に飛躍してやる!
同期入社は15人、明らかに最下位入社だったので
相当アピールしてきましたが
「ただ元気のいいヤツ」くらいにしか思われていませんでした
幹部候補研修内容は経営学とマーケティング!何それおいしいの?
まさか販売と遊びしかしてこなかった会社員生活。
こんなところで経営学とマーケティングに出会うなんて!
でも、食らいつくことしか考えていませんでした
20人くらいの生徒がいる仲、根性だけで
1位を取ってやる!
順位なんて決めないのに!
授業では一言一句聞き漏らさないよう
メモを取り、必死に食らいつきました
毎日テストがあります
そして
夜12時まで補習があり
朝は8時から事業開始。。
なのに先輩は
さあ夜の街に行こう!
おまえ元気かっ!
仕事人生がかかっていると信じていたので
丁重にお断りました
ゴメンナサイ
キツかった1週間が過ぎ
めでたく修了することが出来ました
若さで乗り切れました
他社との交流もできたし
非日常を過ごしました
いまでも覚えています
研修の結果、予期せぬことが!経理への道はとおかった。。
苦しい研修も終わり、計算問題以外は自信があったのですが
実際に順位はでないので結果はわかりません
しかし
テスト結果は上位だったらしく
幹部からの対応が少し変わりました
「お前がんばったらしいな」
1ヶ月ほどして、内示がありました
やった出世だ!
とおもったら
研修結果を受けて、全社あげてのプロジェクト・メンバーに抜擢!
うおおおおお!
うれしかった
なに?
出世じゃないの?
でも研修のガンバリは通じた!
その後、本部勤務になったある日
社長が「この子はバカじゃない。ヘンな仕事させるなよ」
と言ってくれた
雲の上の存在だった社長にそんな事言われて
シビレたことが、その後の会社生活で発揮されます
ああ、また遠回りしてしまいす。。
経理への道はとおかった!
その後のハナシはまた今度!
それでは!